右グラフ,上下二つの流動性プロファイルは,外添剤の量が異なる複合粒子サンプルEとサンプルFの測定結果を表し,上のグラフは流量加算グラフ,下のグラフは流量微分グラフである。 両グラフ共,E粒子とF粒子が明らかに違う曲線を描いていることが確認できる。
 流動開始点は粒子Eが2.2G付近で,粒子Fが5.8G付近である。また,単位時間当たりの流量は外力Gが(8.0)付近まではE粒子が多く,その後Gが大きくなるとF粒子の流量が多くなり,単位時間当たりの流量は逆転している。
 このグラフで注目すべき点の一つに流量加算グラフにおいて,一定時間で外力Gを任意の大きさに連続的に増加させた場合,最終的に流量が同じであっても,その過程が全く違っていることである。 
 次に注目すべき点は流量微分グラフにおいて,8.0G付近で流量が逆転していることである。すなわち,粒子Eと粒子Fは条件により流動性が逆転することを示している。               

流動性プロファイルの解析